ココロ躍る

4つの短編があって、リンクしてるのがあったり、
独立してたり。
あいかわらず間のとりかたがうまくて、
テンポがいい。
異常に元気なおばあちゃんに対して
「あんた、本当に九十歳か」
「いや」と彼女が返事した。
「やっぱり、そうか」
「九十ではないよ。九十二歳だ」
「ああ」黒澤は一瞬言葉に詰まる。少ししてから、「だと思ったよ」と言い返す。
表現がうまい。
自分の推論からすると、どうも違和感のある写真で、しばらくそれを眺めていた。
パズルを組み立てていたら一枚余ってしまった、という嫌な予感を覚える。…
「となると」黒澤は思う。二通りの可能性がある、と。
「君に関係があるのか」
「ないな」黒澤は正直に答える。「だが」
「だが?」
「関係ないからこそ、喋っても害がない。そう思わないか」
陽一郎のの口元が、そこに編みこまれていた糸がふわりと解け、緩々と綻ぶかのようだった。
題名にあるフィッシュストーリーの短編の部分が、
先が読めて残念やった

他の短編はあいかわらず、最後にガガッとつながって
さすが伊坂幸太郎さんって感じでした☆
でも正直に言っちゃうと、
もの足りなかってんなぁ

チルドレン、オーデュポンの祈り、ラッシュライフ、砂漠とかは、
ガガッとつながるところで、
うわっ!ってことは!ま~じか~!!!
ってなって、息が詰まる感じになってん。
まさにココロ躍る

で先を緊張しながら読んでいって、
読み終えたら、
20分くらいはそのことについて
反芻しちゃう

今回はそれがなかった。
次読む本に期待ってことで

